おはようございます。
本日のタロットカードからのメッセージ~『Mystic Dreamer Tarot』より
誰かのために身を削り、そして最終的に犠牲になったあなたは、今や水面を揺らすさざ波にも心を震わせる。英雄の仮面の裏の素顔。今はまだ未明。この河を渡り切れればきっと何かが変わるはず🌙#タロット
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— バラバラの世界地図 (@BabylonMoons) June 18, 2015
吊し人(正位置)
ソードの6(逆位置)
自分自身を犠牲にして、誰かのために尽くすこと。
誰かを救えるかも、という可能性にかける姿。
それは美しい行為だけれども、この2枚のカードがあらわすのは
吊るされた人物のその後の心のヒダ。
タロット12・Hanged Manは、13・Deathに繋がるストーリーです。
たとえばイエス・キリストが自らの犠牲のもとに世界を救ったといわれるように
この吊し人もまた、自己の献身を象徴しています。
しかし13・Deathが次に控えているだけに
それは次の世界へと繋がる物質的現世の終焉の一歩手前。
大切な何かの終わりをも恐れない自己犠牲と
その根底にある無償の愛。
でもちょっとまって。
ソードの6が逆位置があらわすのは、運命に身を任せることへの疑いの念。
それは、今立っているその場所が
いつか揺らぐのではないかという恐れからきている。
何かを信じて、自分を犠牲にしてきたけど
本当にそれでよかったのか?
私はすべてを失うのではないのか?
無償の愛と、捨てきれないエゴとの葛藤でしょうか。
エゴが悪いのではないのです。
それは誰にでもあること。
だって変化の只中に浮かぶ自分の立ち位置が100%安全だなんて、
信じられる人はめったにいないでしょう。
それでも、それだけに大切なのは
梶をけして手放さないこと。
自分の人生は自分でコントロールすると決意すること。
荒波が来ても、しっかりつかまって乗り切ること。
乗り切れると信じること。
大丈夫。
あなたは何も失わないよ。
だって、最初から何もなかったのだから。
もともと何もなかった場所に立っていたあなたの存在が、
何かを得たことによって揺らぐはずはない。
あなたはあなた。
それだけが真実。
そしてそれが、次の世界へと続く階段。
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