バラバラの世界地図～BabylonMoons Spiritual Multi-Universe～: バラバラの世界地図（A Scrap-booked World Map）

2014年1月10日金曜日

バラバラの世界地図（A Scrap-booked World Map）

【このブログのタイトル・バラバラの世界地図】

このブログのタイトルでもある『バラバラの世界地図』(A Scrap-booked World Map) 。実は知る人ぞ知る、高校時代の文芸文集に載せていたシリーズのタイトルと同じなのです。どういう意味なのかといいますと。。。出所は私がまだ小学生の頃に遡ります。

あやしげなアドベンチャー小説やミステリー系の雑誌を読むのが好きだった、まだ小学校低学年の私。クラスメイトが持ち寄った『王家の紋章』や『悪魔の花嫁』、『アリオン』、『クリスタル･ドラゴン』などのファンタジー、ミステリーロマン系の漫画や『ツタンカーメンの呪い』といった本を読み漁っていました。その中でひときわ異色を放っていたのが、忘れもしない『海の七不思議』という本。イラストはあったので子供向けだったのでしょうが、文字は小さく難しい漢字もいっぱい。それでも一つ目のお話が私の興味をそそり、私は分厚い本を一気に読み上げてしまいました。その一つ目のお話とは、『バミューダ・トライアングルの謎』。大西洋に位置するバミューダ島と、アメリカ大陸の二つの都市を結ぶ三角地帯に船や飛行機が突入すると、謎の計器異常が起こって不時着したり、果てはそのまま姿を消して発見されることなく、もしかしたらここには四次元への入り口が？といった内容でした。

どきどきしながら読みふけっていましたが、なにせまだ小学校低学年の自分。世界地理を習う前のことですから、もちろんバミューダや大西洋がどこにあるかなんて知りません。知ろうとも思いません。でも代わりに、自分の頭の中に自分勝手に地図をつくって、そこに当てはめて位置付けしちゃったんですね。バミューダ･トライアングルも、エジプトの王家の谷も、ギリシアのオリンポスも、アトランティスも、ムー大陸も、みーんな頭の中の勝手気ままな地図の中。ちなみにバミューダ島は、その地図ではインドの隣ってことになっていました。（笑）

この地図。実際には本当に使えない役立たずの地図ですけど、この地図はいまだに私にとってはトレジャーマップ。ここが私の原点。クリエイティビティの湧き出る場所。あれから30年以上経って、いい大人になって、いろいろ経験もして、でも結局還ってきたのはこの地図の示した場所でした。それが私の『バラバラの世界地図』なのです。