バラバラの世界地図～BabylonMoons Spiritual Multi-Universe～: 混沌の海で釣りをする預言者

2014年8月5日火曜日

混沌の海で釣りをする預言者

怖い予言が溢れている昨今ですが、

どうせするなら、
私は幸せな予言をしたいなと思うのです。

でも、そういえば幸せな予言って、
滅多にありませんよね。

本日はムーンストーンで瞑想してみました。
お会いできたのは、予言者ならぬ預言者？
だったようです。

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いちめんの綿の花の野原を歩いていくと、
大波がやってきて、私の体ごと、
白い綿毛たちを浮かび上がらせます。
うねりの中で、綿の海は波の華となり、
しばらくして波がおさまると、
そこは乳白色の海の水平線と、
黄昏の空のまじわる、
とても神秘的な空間となりました。

小さな木の舟で、
釣り糸を垂れる御老がひとり。
私をみつけると小舟に招き入れ、
とうとうと語り始めました。

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人は食するには、
大きくて肉厚の魚を好むから、
釣れる魚も自然とそうなるのさ。

小さな幸せを望めば、
儚く美しい熱帯魚が釣り上がる。
大きな欲望を抱いたり、
大きな不幸を恐れれば、
巨大で獰猛な魚が釣り上がり、
この海に大波を引き起こす。

この海に棲むものは、
可能性という名の混沌。
望んだものが、現実となって釣れてくる。

哀しいかな、
大きくて獰猛な魚は美味いので
皆が食べたがるが、
小さな熱帯魚は食さないだろう。

だからワシが、
また混沌に還してあげるのさ。

小さな熱帯魚は、
可能性の海に溶け込んで、
何度も繰り返せば、
いつしか海は、
美しく色を変えるだろう。